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フライブルク・バーゼル 食の旅 1

フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_4362424.jpgこの週末フランスを抜け出して、ドイツ・スイスへ旅行をしてきました。
金曜日の午後から出発し、土曜夕方に帰る、一泊二日の旅でした。
タイトルは「食の旅」ですが、旅の目的は「食」に特化していたわけではありません(笑)。ただ、このブログの方針に従って、食にスポットをあてて、今回の旅行を少しご紹介したいと思います。

今回の旅行では、ストラスブールからライン川を越えてドイツへ。そして「黒い森」と呼ばれるシュバルツバルトを通り、フライブルク(Freiburg)へ、そこで一泊し、翌日はドイツのアウトバーン(高速道路)を南下し、スイス、バーゼル(Basel)へ。そして再び北上、今度はフランス側のオートルート(高速道路)を使い、ミュールーズ(Mulhouse)、コルマール(Colmar)を通ってストラスブールへと戻りました。
右の地図が、今回移動した範囲の地図です。中心に見える赤い線が国境ですが、こうしてみると、ストラスブールって、本当に国境の街なんだなあとしみじみ思いました。ドイツの一番近い街まで30分もかからず、スイス、バーゼルまでも高速道路を使えば、2時間くらいで着いてしまいます。一泊二日で二カ国を周れるなんて、何だかすごいです。

フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_455925.jpgストラスブールを出発し、一番近い街、ケール(Kehl)を通り、いざ「黒い森」シュバルツバルトへ。
アウトバーンからはシュバルツバルトは見えないと聞いていたので、ここは普通の道路を走っていきました。学校の授業で「シュバルツバルト」という言葉を教えてもらったとき、その不思議な言葉の響きに魅せられて、一度訪れてみたいと思っていたところです。

車で走っている途中、よく散歩をしている人々を見かけました。結構な山の中だったのですが。ドイツ人は散歩が好きだということは聞いていましたが、本当なんだなあと実感しました。
途中で少し車を止め、「黒い森」を散策してみました。左がその写真です。
うわさに違わず、美しく、そして静かな森でした。
ここがあのシュバルツバルトなんだ。
なんとも言えない気持ちになりました。

フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_595932.jpgさて、シュバルツバルトを南下し、その先にあるフライブルクに到着しました。ここはシュバルツバルトが酸性雨で大きな被害を受けたことなどをきっかけに、環境問題に取り組み始め、いまでは環境首都として、世界的に有名な都市です。
この日はここにホテルを予約しました。本当に中心街にあるホテルだったので、どこへ移動するのも楽でした。

右の写真は、フライブルクの大聖堂(Freiburger Münster)です。あいにく修復中だったようで、ちょっと上のほうに足場があるのが残念でしたが、なかなか立派な大聖堂でした。
使われている石が、ストラスブールの大聖堂と同じなのか、赤い石で、その上デザインも少しストラスブールのものと似ている気がして親近感が湧きました。
早速中を見学しようと思ったのですが、この日の夕方はミサの最中で入れなく、見学は翌日に持ち越しとなりました。実はそれが良かったのですが。
フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_5165863.jpgフライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_5174031.jpg

上部左の写真は、大聖堂のある広場(Münsterplatz)にある商館です。その昔は税関や宿泊施設として使われていたとか。右は大聖堂広場です。先ほど、この日大聖堂でミサがあったために中に入れなかったのが良かったと書きましたが、それがなぜかというと、次の日の土曜日、この広場に市が立っていたのです。もしこの日に大聖堂に入れていたら、次の日はこの広場には来なかったので、市も見れなかったと思います。

フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_533395.jpgさてこの日の夕食は、せっかくドイツに来たのだから、ドイツらしいものを食べようと、それらしいレストランを探してみました。結構歩き回ったのですが、伝統料理を出してくれそうなお店を見つけることは難しかったです。でも幸い、ホテルの近くで一軒良さそうなお店を見つけたので、そこに入って見ました。
ドイツ語は全くわからないので、ドイツ語だけのメニューだとまず何の食べ物かわからないのですが、幸いここは英語、フランス語も併記されていたので助かりました。
写真は、まず始めに頼んだスープ。コンソメに、魚のすり身のようなものが入ったスープでした。
フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_5404485.jpgフライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_5412425.jpg
これらはメインとして頼んだものです。左は私が頼んだ、豚肉キノコクリームソース添え、右は主人の頼んだビーフステーキです。どちらもパスタのようなものがついてきました。このパスタ、それ自体に味はほとんど無いのですが、濃い目のソースと一緒に食べると結構おいしくて、何かとあわせて食べると美味しさを増すようです。何だか米みたいだと思いました。

フライブルク・バーゼル 食の旅 1_c0146402_5453259.jpg結構大きな肉だったのでおなかいっぱいになったのですが、最後にはやはりデザートを頼みました。
アップルパイ、生クリームとアイスクリーム添えです。
アップルパイもアイスクリームも甘すぎず、とても素朴な、手作りの味がして美味しかったです。

この日はこれで就寝、次の日も早めに起きるつもりで早く寝たのですが・・・起きたらびっくり、9時でした。
美しい教会の鐘の音がならなければ、まだまだ寝ていたと思います・・・。
by merico-merico | 2009-02-09 05:52
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