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アサフィーリ Atayef-bil-achata (レバノン料理)

ストラスブールに住み始めて、私にとって最も嬉しかったことの一つに、ここには本当にたくさんの国のレストランがあることが挙げられます。その中でも我が家での大ヒットは、レバノン料理でした。
うちの近くにレバノン料理屋さんがあるのですが、そこは値段も安く、美味しく、量も満足できるという、三拍子揃ったところです。言うまでも無く、いつも地元の人たちでにぎわっています。そこのデザートに「アサフィーリ」というお菓子があるのですが、これがほんとに美味しくて、たとえ食事だけでおなかいっぱいになったとしても、この「アサフィーリ」だけは頼みます。小さいクレープの中に、チーズクリームが入っていて、それにオレンジの香りのシロップ、砕いたピスタチオをかけて食べると、異国情緒あふれる不思議な美味しさが。
あまりに美味しいので、自分でも是非作ってみたいとレシピを探し、先日やっと手に入れました。
自分で作ってみたのも、満足できる出来だったので、ここで紹介したいと思います。作り方も結構簡単なので、是非お試しあれ。

アサフィーリ  Atayef-bil-achata (レバノン料理)_c0146402_0351562.jpg〔材料〕(12個~13個分)

(生地)
小麦粉         180グラム
水            400CC
ベーキングパウダー 12グラム

(チーズクリーム)
モッツァレラチーズ  100グラム
マスカルポーネ    300グラム
オレンジブロッサムウオーター※ 大2
砂糖           20グラム

(シロップ)
水             100CC
砂糖           200グラム
オレンジブロッサムウオーター  大1

ピスタチオ        20グラム

〔作り方〕

①ボールに小麦粉、水、ベーキングパウダーをいれ、泡だて器でよく混ぜる。
 混ぜ終わったら、暖かいところに一時間、ラップをして置いておく。

②①の生地を寝かせている間、クリームとシロップ、ピスタチオの用意をする。
 まずクリームを作る。細かくちぎったモッツァレラ、マスカルポーネ、砂糖、オレンジブロッサムウオーターを
 別のボールに全部いれ、泡だて器でよく混ぜる。
 混ぜ終わったら、ラップをして冷蔵庫に保存しておく。

③シロップを作る。
 小さい鍋に、水、砂糖を入れて、約10分間、中火で混ぜながら溶かす。
 砂糖が全部溶けたら、火からはずしてオレンジブロッサムウオーターを入れて混ぜる。
 別の器に入れ、冷めるのを待つ。

④ピスタチオを砕く。別皿に入れておく。

⑤小さめのフライパンを用意し、油を薄く引いて、その上に生地を流し込み、直径10センチくらいの円を作る。
 焼くのは片側だけ。表面にプツプツと穴が開いてきて、少し触ってみて乾いているようだったら
 フライパンから取り出し、熱いうちに円の両側をくっつけてコルネ型を作る。その際、閉じるのは円の半分くらいまで。
 あとはクリームを入れるために開けておく。
 再び生地を流しこみ、片側だけ焼いて、コルネ型をつくる、それを繰り返す。

⑥生地を全部焼き、それらが冷めたら、冷蔵庫に保管していたチーズクリームを出し、
 スプーンでコルネ型に詰めていく。

⑦クリームをつめ終わり、もしすぐに食べないのであれば、⑥の時点で冷蔵庫で保管する。
 食べる直前に、③のシロップ、④のピスタチオを砕いたものをかけて食べる。
 (ちなみに、このお菓子は、甘さのほとんどをシロップに拠っているので、
 食べるときはなるべく多くのシロップをかけた方が美味しいです。)


アサフィーリ  Atayef-bil-achata (レバノン料理)_c0146402_0511527.jpg※オレンジブロッサムウオーターとは、オレンジの花の蒸留水です。
→右がその写真。ストラスブールでは、ギャラリーラファイエットにありました。
今回のお菓子にもたくさん使っていますが、香り付けにつかうもので、他にも紅茶に入れたりすると、とてもよい香りがして、素敵になります。
日本でも、おそらくエスニック系の食材を扱っているお店にあると思います。 

※お菓子名の「アサフィーリ」、良く行くレストランではこの名前なのですが、今回手に入れたレシピでは、もう一つのAtayef-bil-achata という名前がついています。
どちらが本当の名前なのか、それとも色々な名前があるのかはまだわからないのですが、もし何かわかったらまた書き込みたいと思います。
by merico-merico | 2009-01-25 01:07 | お菓子
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