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ワイン試飲会に参加して

ワイン試飲会に参加して_c0146402_225631.jpgフランスに来てから、本当にワインって美味しいんだなあと気がついた私達。こんなに美味しいワインがあるのですもの、フランス人がワインを飲まないわけが無い、と思います。
実際、レストランなどに行くと、お昼でも夜でも、ワインをお供に食事を楽しむ方々を多く見ます。

そうして先日、お友達に誘われて、ストラスブール中心街から少し外れたWackenというところであった、ワインの試飲会に行ってきました。

ワイン試飲会に参加して_c0146402_2334644.jpgトラムでWackenの駅に着くと、大勢の人が降り、また顔を赤らめてワインを沢山持った人たちが乗り込んできます。

私は、はじめ、こじんまりとした、小規模の試飲会を想像していたのですが、会場についてみると驚きました。
物凄く大きな会場だったのです。こちらが会場入り口の写真です。会場近くには、通常の駐車場に収まりきらなかった、違法駐車の車がごろごろとありました。

ワイン試飲会に参加して_c0146402_23133714.jpg中に入る時、試飲のためのワイングラスを一つもらいます。
入ってみると、また驚きました。かなりの数の試飲コーナーが!
そして多くの人、人、人・・・。
フランス全国から集まったドメーヌが所狭しとカウンターを設置し、そこで試飲をさせてくれたり、またワインを販売したり。
カウンターにはそれぞれどこの地域のワインかが書かれています。ブルゴーニュやシャンパーニュは勿論のこと、ジュラなど、私はあまり知らなかった地域のワインも来ていて、興味深かったです。
ワイン試飲会に参加して_c0146402_2326657.jpgワイン試飲会に参加して_c0146402_23264316.jpg勿論、アルザスワインのコーナーも。左のカウンター(少し見づらくてすみません)でゲビュルツトラミネールを試飲させて頂きました。香りがとてもよかったです。でも個人的には、やはりZellenberg、Jean Beckerのゲビュルツが好みでしたが。でも美味しかったです!

ワインだけかと思っていたら、こんなコーナーも。ちょっと見づらいかもしれませんが、右はサンドイッチのコーナーです。他にも、お菓子が売られていたり、フォアグラ、チーズ、更には牡蠣のコーナーもありました。

ワイン試飲会に参加して_c0146402_23322118.jpg一番驚いたのが、この売り場です。これ、見ての通りなのですが、重い荷物を運ぶキャリー(というのでしょうか?)です。こんなものがここに売られているのは、ワインを一本二本というレベルではなく、箱買いされる方が多いからです。確かに周りを見てみると、皆さん箱買いをなさっていました。
しかも多くの人は、自前でこのキャリーを持ってきていて、もう箱で買う気満々の様子でした。

ちなみに、試飲用のワイングラスは持って帰れます。でも私は、途中で寄ったサロンドテでなくしてしまいました。ちょっと残念です。

この試飲会で、フランス人のワインに対する思いが少し垣間見れた気がしました。
美味しいものが大好きなフランス人、そして同じように、美味しいワインも大好きなフランス人。
こうやってフランスの食文化やワインの文化が育ってきたのかな?と思いました。
# by merico-merico | 2009-02-17 23:51

Zellenbergのワイン

Zellenbergのワイン_c0146402_21481283.jpgどこかでも書きましたが、私達夫婦はもともとお酒は飲まない二人でした。
日本にいた頃は、晩酌もせず、食事に行ってもお酒を頼む事はほとんど稀、
そんな二人でした。

でも、アルザスに来てからは一変。
今は毎晩のように二人で食事時にワインを楽しんでいます。

アルザスは周知の如く、フランスの中でもワインの産地として名高い地方です。
ここに滞在し始めてから、何本かスーパーで買ってアルザスワインを飲みましたが、どれも美味しく、しかも日本では考えられない値段で売られています。
そして、私達は、あるところで作られたアルザスワインを飲んだときから、
我々の酒豪への道(?)が始まりました。
それがこちら、アルザスワイン街道沿いの小高い丘の上にたつ村、
Zelleberg(ツェレンベルク)のJean BECKERのワインです。

Zellenbergのワイン_c0146402_2242496.jpgZellenbergのワイン_c0146402_2201071.jpgZellenbergは、静かな、こじんまりとした村です。
村の入り口から坂を登っていくと、綺麗な教会が見えてきます。この教会のとなりにある塔のてっぺんには、コウノトリがいました。


すぐお隣のRibeauvillé(リボーヴィレ) や Riquewihr(リクヴィール)のように観光客が沢山来たりする村ではありませんが、落ち着いた、好きな村の一つです。特に、この村は前述したとおり、他の村に比べて少し高いところにあるので、眺めがとても綺麗です。

Zellenbergのワイン_c0146402_22184417.jpgそしてこちらがZellenbergから見た周りの風景です。この日は運良く気持ちの良い冬晴れでした。
見渡す限りの葡萄畑。今は冬なので葉は全て落ちてしまっていますが、それでもこの葡萄畑の広がりはわかっていただけるのではないでしょうか。

今でも綺麗ですが、これら葡萄の木に全て葉がつくと、本当に素晴らしい眺めとなります。
まさに「ワイン街道」の名にふさわしい景観です。

Zellenbergのワイン_c0146402_22225319.jpgさて、この村を訪れた一番の目的は、勿論、ワインの購入です。村の入り口を進んでいくと、このJean Beckerの看板が左の方に見えてきます。これにしたがって進みましょう。

ちなみに下に書いてあるのは、今から行くJean Beckerのすぐ向かいにあるオーベルジュの案内です。私達はまだ行ったことはありませんが、何となく美味しそうな料理を出してくれそうな外観で、気になっているお店です。

Zellenbergのワイン_c0146402_22323026.jpg一番最初の写真の入り口を入ると、中はこのように、趣のある木造の内部になっています。こちらがカウンター。ここで試飲をさせてもらえます。いつもは日本語を含む7ヶ国語を操る店のマダムに応対をしていただくのですが、行った日はここのご主人が応対をして下さいました。

ご主人に許可を頂き、一枚パチリ。
主人は運転のため、飲めなかったので、かわりに私が、と試飲もいっぱいさせて頂いてしまい、お昼から顔を赤くしてしまいました。

Zellenbergのワイン_c0146402_2237355.jpgそうして買ったワインがこちらの4本です。

今回はMuscat(ミュスカ)というワインをメインに購入しようと思っていました。
右から、そのMuscat、お次もMuscatなのですが、こちらはGrand Cru(特級)のもので、少し甘めのものです。次はPinot Gris(ピノ グリ)、こちらもGrand Cru。Vendanges Tardives(ヴァンダンジュ タルディーヴ)とあり、遅摘みのものです。このピノグリは、香りも本当に良く、高貴な女王、といった印象を私は持っています。
お次はGewürztraminer(ゲビュルツトラミネール)。これもGrand Cruです。
このワインはもともとかなり甘めの物なのですが、こちらのお店の物は更に甘く、とろっと、濃厚な味です。色も美しい黄金色をしています。
初めてこれを飲んだとき、こんなワインがあるのかと感動しました。かなり個性の強いワインなので、食事と合わせるのは容易ではないかもしれませんが、本当に美味しいです。

さて、今回4本も購入してしまった私達。フランス滞在もあと一ヶ月を切ったところですが、全部飲みきれるのか、ちょっと心配ですが、でもきっと、飲みきれることでしょう。


Jean BECKER:Route d'Osteheim a Zellenberg BP24 68340 Riquewihr
# by merico-merico | 2009-02-17 23:49

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_21542958.jpgChez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_21552022.jpgさて、クリスチャンに寄って少し休み、プチットフランスを見学した私達。その夜は何を食べたかというと、せっかくアルザスに来たので、アルザス料理を食べに行くことに。

ストラスブールで私達がよく行くアルザス料理店は、ここChez Yvonne。
このお店はシラク大統領を筆頭に、様々な有名人がよく訪れるという所です。観光ガイドにも載っている様で、日本人の方のブログでも、訪れた旨が、よく書かれています。
いつ行っても、人でいっぱいのお店です。

この日、予約はしなかったのですが、午後八時頃訪れると、何とか席を確保できました。
でも次から次へとお客さんは入ってきます。あっというまに満席。
もう少し遅かったら座れなかったね、と三人でほっとしました。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_673273.jpgChez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_68690.jpgさて、無事席にも着けて、何を頼もうかと、メニューをじっくりと読みます。

アペリティフにはアルザスワインのピノ・グリを。もちろん、アルザスワインのグラスで。



ここのメニューの表紙、とってもかわいくって好きです。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_6133386.jpgここでは突き出し(に当たるもの?)として、このようなものが出てきます。これは恐らくアルザス料理の(アルザス料理のお店なので当たり前かもしれませんが・・)「プレスコフ(Presskopf) 」かと思われます。

今まで違う店でも、何度かこの料理にあったことがあるのですが、今回この「プレスコフ」インターネットで調べてみると、アルザス語でにこごり、ゼリー寄せという意味らしく、レシピもいくつか出てきました。
「にこごり」は日本にもあるので、何となく懐かしい感じもしました。
この「プレスコフ」、馴染みのある食感と味がとっても気に入っています。

ピノ・グリを飲みながらプレスコフをつまみ、話し合っているうちにメニューが決定しました。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_2228559.jpgアントレ(前菜)として三品たのみました。まずはアルザス料理ではずせないフォアグラ。今回は半分の量を注文しました。

プレスコフ同様、いくつかのアルザス料理店でフォアグラを食べましたが、その中で私はここのフォアグラが一番美味しいと思います。
なんというか・・・舌触りがなめらかでクリーミーで、そしてまったく臭みの無いフォアグラなのです。しかも、やはりフォアグラなので、脂は多いのですが、決して飽きさせない、丁度良い量の脂が含まれていて、気持ちよく食べられます。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_22365615.jpgお次はエスカルゴを注文。ちょっぴりたこ焼きを彷彿とさせる入れ物に入っています。

ここのエスカルゴも美味しいです。バターとにんにく、それにパセリでしょうか。熱々のそれらの中に入れられたエスカルゴを、細く小さなフォークで突き刺して口に持っていきます。
口の中ではふはふしながら食べると大満足。でもそれだけではありません。この残ったにんにくバターをパンにつけて食べると、いっそう美味しいのです。このにんにくバターパンのために、エスカルゴを頼んでいるといっても過言ではないかも知れません。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_22421032.jpgアントレの最後はアルザス風サラダを。
実はこれ、野菜も食べたいね、ということで頼んだものだったのですが、実物が来てみると、野菜は何だか端のほうにちんまりとあるのみ。ソーセージがでかでかと中心に居座り、その下には白い細かいものが。

もしかしたら、このソーセージの下にある白いものはじゃがいもの千切りかもしれない、ということで食べてみました。でも、これらは残念ながらじゃがいもではなく、全部チーズでした・・。野菜は残念ながら食べられませんでしたが、でも美味しい一品でした!

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_2248384.jpgそして、アルザスといえばやはりこれです。「シュークルート・ガルニ」という、シュークルートと豚肉加工品の数々が一皿に乗った、ボリューム満点の一品。

豚肉加工品の美味しさは勿論のことですが、ここのお店はシュークルートが他の店に比べて断然美味しいです。細かく千切りにされたキャベツが、丁度良い酸味を含んでいます。写真にはおさめませんでしたが、これには付け合せに西洋わさびが付いてきます。これを一緒にシュークルートと食べるのが私の大のお気に入りです!

ここまで食べると、相当おなかがいっぱいになります。アルザス料理って、いつも思うのですが、おなかが半端じゃなくいっぱいになるのは何故なのでしょう・・。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_22532893.jpgでも、デザートはちゃんと頼みました(笑)

私は写真にある、アイスクリーム三種盛りを。カフェ・チョコ・そしてバニラの盛り合わせです。
特にチョコレートは、チョコチップがたくさん含まれていて、歯ごたえも良く美味しかったです。
主人と妹はソルベ(シャーベット)三種盛りを頼みました。
あれだけお腹いっぱいだったのに、デザートはちゃんと入るんだね、と三人で笑っていました。
Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_2257493.jpgそして、一緒に勿論カフェも注文。フランスに来てからは、食事の最後にカフェを頼まないと、何となく食事が終わった気にならなくなってしまいました。
カフェの苦味も、食事の後をさっぱりさせてくれます。

ここのお店は、このようなアルザシアン・アルザシエンヌの付いた可愛いデミタスカップで出してくれます。

Chez Yvonne(シェ イヴォンヌ)(アルザス料理)_c0146402_2344466.jpgちなみにお気づきになられたでしょうか?ここのお店のお皿、全部メニューの表紙のような可愛い鳥が描かれているのです。お皿の可愛さもここのお店が好きな理由の一つかもしれません。
写真にはちょっと収められなかったのですが、お店の中も、アルザス風のかわいらしい、温かな雰囲気で、店員さんたちも気さくなお店です。

予定通り、お腹いっぱいになり、お店を後にしました。

妹は翌日、カンヌへと戻っていきましたが、たとえ一日でも、妹にストラスブールを色々と案内できたのは、私自身にとってもとても嬉しい出来事でした。


Chez Yvonne:10 rue Sanglier  Strasbourg France
Tel: +33 3 88 32 84 15
# by merico-merico | 2009-02-16 23:11 | ストラスブールのレストラン

Christian(クリスチャン)

Christian(クリスチャン)_c0146402_19243620.jpg昨日から妹がストラスブールへ遊びに来てくれました。ご主人のお仕事がカンヌの近くの街であったために、一緒にフランスを訪れ、ストラスブールにも遊びに来てくれたのでした。約3ヶ月ぶりの再会です。 

ストラスブール、アルザスの見せたいところはたくさんあったのですが、残念ながら一泊の滞在、ストラスのみの案内となりました。まずカテドラル、プチットフランスははずせません。そして、ストラスの中でどうしても私自身が彼女を連れて行きたいところがありました。それがこのChristianというお菓子屋さんです。

このお店、観光客は勿論のことですが、地元の人たちも多く訪れるパティスリーです。私自身、ここのお店のお菓子と、お店の雰囲気が好きで、主人、友達と何回もお茶をしに来るところです。そこを妹にも見せたかったのでした。
入り口は小さめで、こじんまりとしていますが、一階にはお菓子売り場、そして更に中に入ると奥へ奥へと進むことが出来、突き当たりに、そして二階に喫茶店(サロン ド テ)があります。
Christian(クリスチャン)_c0146402_19313220.jpgChristian(クリスチャン)_c0146402_19342688.jpg今日は二階の方でお茶を飲むことにしました。奥へ進んで行きましょう。
バレンタインが近かったせいか、ハート型の紙がつるされていました。






右の写真は、二階へ上がるための螺旋階段。石造りで、重厚な感じの、いい感じの階段です。
アルザスの民族衣装を着た女の子が描かれています。

Christian(クリスチャン)_c0146402_1945182.jpg二階に上がると、こんなサロン ド テが待っています。一面地模様の入った紫の壁紙に覆われて、テーブルや椅子も紫の入ったもの。ここは紫で統一されています。こういう色使いって、日本ではあまり見られない気がします。上品な紫使いで、私はここの雰囲気が好きです。

中央には、宝石箱のような入れ物に入った、これまた宝石みたいなケーキたち。この中に入っているケーキの中から、好きなケーキを選べます。欲しいケーキが決まったら、店員さんにお願いして、取ってもらいます。

では、美しいケーキの数々を。

Christian(クリスチャン)_c0146402_22185013.jpgChristian(クリスチャン)_c0146402_22191964.jpg左は私が頼んだケーキです。中にフランボワーズのムースが入ったケーキでした。甘酸っぱくて美味しかったです。




右は妹の食べたケーキ。ハート型で、中にはホワイトチョコレートのムースが入ったものでした。味が少し雪見だいふくに似ている気もしましたが、美味しかったです。

Christian(クリスチャン)_c0146402_22253519.jpgChristian(クリスチャン)_c0146402_22261627.jpgこれらは以前友達と訪れたときに頼んだものです。

私は甘酸っぱい、フランボワーズやブルーベリー、いちごのケーキが好きなもので(チョコなども大好きですが)、どうしてもこういう感じのケーキばかりを頼んでしまいます。どちらも美味しかったです。


私には、フランスのケーキって、少し甘すぎる気もしていたのですが、ここのお店のケーキは割と甘さ控えめで、繊細な味のものも多いので嬉しいです。

Christian(クリスチャン)_c0146402_22351428.jpgChristian(クリスチャン)_c0146402_22374814.jpg
左は主人の頼んだケーキです。プラリネがつかわれたケーキで、少しおすそ分けしてもらったのですが、やはり甘すぎず、美味しいケーキでした。
右のは、エクレアです。カフェ味のクリームの入ったものでした。こちらは、以前私が学校帰りにクリスチャンに寄って、パンを買ったときに、一緒に主人へのお土産として買ったものです。なので、家での撮影となっています。

Christian(クリスチャン)_c0146402_2243897.jpg今回は、一緒にお茶も頼みました。ダージリンです。
ここでは、お茶を頼むと、このような、何だか日本の急須みたいなものとティーパックが一緒に出てきます。普通は、急須の中にティーパックを入れるようです。

というのも、私達は最初、お茶を頼んだ時に、カップの方にティーパックを入れて、お湯を注いでいたのですが、それを見ていたここの店員さんが、私達のやり方に耐えられなくなったのか「普通はこうするのよ」と、ティーパックを急須の方へ移し変えてくれる、という事件があったのでした。
ちなみにここにはパンも売られています。

Christian(クリスチャン)_c0146402_22492681.jpgChristian(クリスチャン)_c0146402_22495542.jpg
左は言わずと知れたクロワッサン。右はパンオショコラです。
さすがお菓子屋さんのパン、といった感じで、バターのたっぷり使われたデニッシュ生地は、外側はさくっと、中はもっちりして、しかも繊細な味がします。
Christian(クリスチャン)_c0146402_22542892.jpgこちらは外から見たところ。ショーケースの中には、マカロン、ケーキ、そしてクグロフなどきらきらと輝くお菓子たち。上段にはジャムの数々が。
またここからは見えませんが、店内には多くのチョコレートが、所狭しと並べられています。またここは、夏になると、店頭にアイスクリームの屋台が立ちます。このアイスクリームもとっても美味しいので、近くをお通りの際は、是非食べてみてください!

Christian(クリスチャン)_c0146402_22535286.jpgクリスチャンの後は、私、主人、そして妹の三人で散歩をしながらプチットフランスまで行きました。
ボーバンダムのある辺り、夕日が丁度いいところに来ていて、写真におさめてみました。


ちなみにChristianはストラスブールに二軒あり、今回ご紹介したのは、カテドラルのすぐ向かいにあるお店の方です。
もう一軒は、タンプル・ヌッフという教会の向かいにあります。住所は以下に載せておきます。

Christian(カテドラルの向かいの店) 10, rue Mercière
Tél +33 3 88 22 12 70

Christian(タンプル・ヌッフに近い店) 12, rue de l’Outre
Tél +33 3 88 32 04 41
# by merico-merico | 2009-02-14 23:01 | ストラスブールのパティスリー

La taverne Grecque (ギリシャ料理)

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_63310100.jpg今日は少し雪が降ったものの、おおむね晴れた一日で、語学学校が終わった後、車でワイン街道沿いの小さな村を訪れ、ワインを購入したり、ロマネスクの礼拝堂を見学しました。夕方にはストラスブールへ戻り、こまごまとした雑用を済ませ、夕食はこの「La taverne Grecque」にて。

ここに最初に入ってみようと言ったのは主人でした。
主人は仕事に行くとき、この店の前を通って行くのですが、前を通るたびにこの店がすごく繁盛しているのを見て、一度入って見たいと思ったようです。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_6502553.jpgフランスは、お客さんの沢山入っているレストランに入れば、まずハズレは無いと思っていいと思います(パリやリヨンなど、大都会は別ですが・・・)。

このレストラン、先日ご紹介したレバノン料理レストラン「Le Tarbouche」のすぐ近くにあります。ここは、「Le Tarbouche」のところで既にご紹介しましたが、「クルトゥノー」と呼ばれる地区で、地元の人向けのレストランが沢山ある所です。その沢山あるレストランの中でも、お客さんの入っているところ、入っていないところは歴然としていて、この「La taverne Grecque」、それらレストランの中でも、「Le Tarbouche」と並ぶ、人一倍お客さんが入っているお店です。

ここを訪れ、食事をしてみて、ああ、やはりお客さんがたくさん入るだけのお店だね、と納得。それからは私たちにとってもお気に入りのお店となりました。月に数回は通っています(笑)。ここのお店のおかげで、ギリシャ料理にも興味を持ちました。大好きなお店です。
今日はここのメニューを少しご紹介したいと思います。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_741522.jpg私たちがいつも頼むのはこのセット、名前は「Menu Grecque(ムニュ グレック)」です。サンドイッチ一つ、フリット、そして飲み物がついた、ボリューム満点のセットとなっています。このセット、つい先日までは、5.8ユーロだったのですが、押し寄せる不況には抗えなかったのか(わかりませんが)、少し値上がりして6.5ユーロとなりました。それでもかなり安い方ですが。
この安さも手伝ってか、近くには大学もあるのですが、お昼時には学生で満杯です。自分ももしここの大学生だったら、週に何度かは通ってしまうと思います。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_711018.jpgLa taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_7122342.jpg
サンドイッチは、いくつかある中から選べます。左の写真は、ヒヨコ豆のコロッケ、ファラフェルのサンドイッチ、そして右のサンドイッチは、先日ユダヤ料理のところで少しご紹介しましたが、ケフテデスという肉団子のサンドイッチです。
ここのサンドイッチのパンは、他で見たことがないパンを使用していて、外はカリっと、中はふわふわ、味も美味しいという最高のパンです。おそらく、このお店で作っているのだと思われます。
中身のほうは、前述のファラフェル、ケフテデスの他に、羊肉や鶏肉、仔牛肉の薄切りを焼いたもの、後はギリシャのチーズとして有名なフェタチーズなどから選べます。私たちは大抵、ケフテデスを選んでしまいますが。
一緒に挟んである野菜も、ビーツの千切りの酢漬けにレタスなどがたっぷり、そしてかかっている白いソースも、何か(ディルとかかな?と思っているのですが・・)のハーブが加えられていて、奥深い味がします。これらを一緒に食べると、上手く言葉に出来ませんが、本当にとても美味しいです。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_7205799.jpgちなみに私たちは、ケフテデスのこの唐辛子をかけていつも食べます。この食べ方、すごく美味しいです。このような唐辛子は、ギリシャ料理やトルコ料理屋さんには大抵おいてあります。
フランス人はあまり辛いのが好きではないようで、これらの唐辛子を使っている人は見たことがありませんが・・・。

こちらに着たばかりの頃、近くのインド料理屋さんでカレーを食べたのですが、辛くないカレーが出てきて驚きました。またタイ・ラオス料理屋さんで、「辛いですよ!」の表示がある料理を頼んでも、たいして辛くなかったりと、辛いもの(も)好きな私にとってはちょっと物足りないときもあります(でも美味しいのですけどね)。
なので、ここのお店では唐辛子を結構かけて、おもいっきり辛くして、いつも頂いています。美味しいです。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_741223.jpgサンドイッチのほかにも、勿論、一品料理もあります。
これは葡萄の葉っぱで、お米や味付けのひき肉を巻いたものです(フランス語では「Feuilles de vigne farciesというようです)。
こういう葡萄の葉っぱで米や肉を巻いたものは、ギリシャ、トルコ辺りでは家庭料理の定番のようで、以前、語学学校でトルコの女性がクラスメイトでいたのですが、彼女はトルコの伝統料理として、この葡萄の葉で巻いたものを作ってきてくれました。やさしい味で、日本人の口にも合うと思います。
ギリシャ料理やトルコ料理はナスをつかったものも多く、このレストランでも、ナスとひき肉のトマトソース和えや、ギリシャ料理の定番、ムスカなどの一品料理もきちんと用意されています。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_7504818.jpgこちらはお店の中。右側に見えるカウンターのようなところで料理が作られています。

この写真は19時くらいに撮ったものなので、まだお客さんはそんなにいません。でも食事が終わって、19時45分くらいになると、お客さんがどっと増えてきました。あらゆる年齢層の人たちが訪れていました。皆さん思い思いのワインやジュース、そして食べ物を頼み、食事を楽しみ、会話を楽しみ、大いに笑って楽しそうです。

La taverne Grecque (ギリシャ料理)_c0146402_759182.jpg私たちも美味しい食事を済ませ、大満足。食後にカフェを頼んで、その苦味とカフェインで頭もすっきりし、お会計を済ませて、楽しげな雰囲気のお店を後にしました。

もうすぐ帰国。このお店に来れるのも、あと何回だろうね。そんなことを話しながら、まだまだ冷え込みが厳しいストラスブールの夜の中を歩いて帰ってきました。



La taverne Grecque:59, Rue Zurich 67000 Strasbourg France
Tel:+33 3 88 37 31 02
# by merico-merico | 2009-02-13 08:08 | ストラスブールのレストラン