2009年 03月 11日 ( 2 )

ブルターニュへの旅4 後編

c0146402_733100.jpgc0146402_733729.jpgさて、ロスコフについた頃には、天気予報のお姉さんの言うとおり、段々と雲行きも怪しくなり、風もつよくなっていきました。おまけに寒さも強まってきて、これは外をゆっくりとは歩いていられないと、ロスコフは教会のみの見学に。しかしお昼休みのため、中には入れなかったのです・・。残念。

右はロスコフの教会の入り口です。やはり港町らしく、船の彫刻がありました。漁や旅の安全をこの教会で祈ったのでしょう。

c0146402_781024.jpg教会見学後は、すぐにロスコフを出発。今日の宿のあるVannes(ヴァンヌ)をめざし、途中、ロマネスク教会に寄りながら西へ、そして南へと進んでいきました。

途中、ナビの役割をしていた私が、誤って違うところへ主人を誘導してしまいました。でもそのおかげで、とっても面白い教会が見られたのです。それが左のBervenという小さな村にある教会でした。(教会全体像をとるのを忘れていました・・)

c0146402_7115720.jpgc0146402_714318.jpgまず目に付いたのが、写真右の教会入り口にあるこの文様。ぐるぐるです。これってやはりケルトの文様と繋がるものがあるのでしょう。何だかプリミティブな感じ、でも力強い印象を与えてくれます。

そして写真左、これって、きっとヴァイキングですよね。三角帽のひげのおじさんが、剣を抜こうとしているシーンなのでしょうか。なぜここにヴァイキングが?と、色々な疑問が湧いてきました。教会の中に入りたかったのですが、残念ながらここも鍵が閉まっていて入れませんでした。

c0146402_7192981.jpgその後は再び饗庭さんの『フランス・ロマネスク』を参考にロマネスク教会めぐりをしました。

こちらはDaulas(ダウラス)という村の教会です。ここも天井は木製でした。この教会の横には元修道院のミュゼがあり、その中に良い回廊と、ケルトの影響の強い洗水盤があるとのこと、是非見てみたかったのですが、何故かしまっていて、たまたま中から出てきたお姉さんに聞いてみると、何と冬季は閉まっているとのこと。とても残念でしたが、でも教会だけは見れたので、それが救いでした。

c0146402_7253488.jpg次はカンペールよりもさらに南のLoctudy(ロックトゥディ)の教会へ。


下のように、不思議な文様や、不思議な人間像がたくさんあり、見ていて飽きなかったです。それぞれの柱頭に、それぞれ違った彫刻が施してあり、何を書いているのかわからないものもありましたが、それをまたじっと見るのも面白かったです。
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c0146402_733276.jpg教会を色々と巡って、七時頃に今日の宿泊地、Vannesに着きました。

このVannesの前には、モルビアン湾という、北海道で言えばサロマ湖のような、穏やかで静かな、素晴らしい湾があります。以前、このモルビアンを中心に旅行したことがあったのですが、そのときの印象がとっても良く、今回ブルターニュに行こうと計画を立てていて、もう一度ヴァンヌにいきたいね、ということになり、再訪することとなりました。

c0146402_7382147.jpgc0146402_7403077.jpg到着が七時と遅かったこともあり、ホテルに着いてすぐに夕食へとでかけました。

今日はこちらで食事することに決定。Brasserie des hallesというお店です。

店内はモダンな感じの内装。続いていますが、やはりここでもまずはシードルを頼みました。ここはボレではなかったですが、足の無い、ずんぐりしたグラスで、これはこれで良かったです。

c0146402_7452584.jpg前菜には今日は二人とも牡蠣を頼みました。

照明が赤かったため、写真も赤くなってしまい、少々見づらくてすみません。
ここの牡蠣、いままでとちょっと違って、丸くてちょっと小さめ、形はホタテのような牡蠣でした。食べてみると、普通の牡蠣とは違い、あの牡蠣独特の香りが余り無く、味も何となくクリーミーな感じがしました。美味しかったです。

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上は、左が主人の頼んだメイン、やはり赤くなってしまっていますが、ホタテのソテーの盛り合わせのようなものでした。そして右が私の頼んだ、魚のシュークルートです。

シュークルートといえば、アルザスの名産品で、大抵肉と一緒のイメージが強いですが、以前アルザス料理本を読んでいたとき、「魚のシュークルート」というものを見つけ、へえ、魚のものもあるんだ!と驚いたことがありました。いつか食べてみたいと思っていたのですが、まさかブルターニュで見つけるとは。さすがブラッスリー。そんなわけで、私はこれを選択しました。

来たものを食べてみると、意外なほどシュークルートの酸味と魚の味が良く合い、美味しい一品でした。アルザスのものとは違うかもしれませんが、魚のシュークルート、気に入ってしまいました。いずれアルザスでも食べてみたいです。

今回も美味しい食事で幸せいっぱいに。でも食後はさすがにデザートまでたどり着かず、カフェのみでお店を去ることにしました・・・。
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by merico-merico | 2009-03-11 07:59

ブルターニュへの旅4 前編

c0146402_5572056.jpg激しい暴風雨の一夜が明け、翌日はこのような快晴となりました。この日の午前中は、ロスコフから船で15分ほどのバッツ島Ile-de-Batzへ。この島は、その昔ロスコフで大暴れしていたドラゴンを、この島に封じ込めたという伝説があるとか。島の西端にはTrou du Serpentという名前の場所があります。

Fee de legende(伝説の妖精)という名前の船に乗り、ロスコフを出港。写真は出港直後の船からロスコフの街並みを撮ったものです。

c0146402_6101454.jpgc0146402_6195257.jpg見えてきました。バッツ島です!

テレビで朝に見てきたFrance2の天気予報のお姉さんは、ブルターニュは今日一日天気が悪いですよ、と言っていましたが、この地はそんなことはなく、ご覧のように素晴らしい青空とともにバッツ島に到着することができました。

ちょっと歩くと、かもめがのんびり泳いでいました。気持ち良さそう。

c0146402_6163598.jpg到着後は、島の予定滞在時間が二時間ほどと、短かったため、島をひとしきりぐるっと周ることからはじめました。こちらは島の中心にある教会からとった写真。低い塀に囲まれた畑など、ここの景色を見ていると、少しばかり沖縄に感じが似てるかな?とも思いました。

それにしても、まだ3月だというのにこの空!とても暖かそうにみえるでしょう?でも寒かったんです・・。
あまりにも寒かったため、島観光はほどほどに切り上げ、港近くのレストランで、早めの昼食をとることにしました。

c0146402_626129.jpg港にはいくつかのレストランがありましたが、メニューを見比べてみて、ここに決定しました。

Au Bigorneau Langoureux(物憂げな貝?)というこのお店、こんな名前だったのかと、今写真を見直してやっとわかったのですが、メニューがちょっと変わっていて、それでここにしました。窓の鮮やかな青もとても綺麗なお店です。お店のマダムも物静かだけれども、暖かい接客をしてくださりました。

c0146402_6334071.jpgc0146402_6400100.jpg写真左、店の中はこんな感じで、ブルターニュの伝統的なお皿なども置いてあったのですが、このように不思議な模様のラグや座布団も沢山置いてあって、面白いお店でした。


写真上、まずはやはりシードルで。ここではボレで出てきました。グラスもいいけれど、やっぱりシードルはボレで飲むと美味しいですね。

c0146402_6422974.jpgこの日は本当に寒くて、島を歩いているうちにすっかり体が冷えてしまったため、今日は私も魚のスープを頼みました。勿論、主人も同じものを。
ここのお店は、他のお店と同じくチーズはついてきたのですが、クルトンのかわりにパンにバターを塗ったもの、ルイユのかわりに(多分)フロマージュ・ブランがついてきました。フロマージュブランをスープに入れて飲んでも結構美味しかったです。新しい味との出会いでした。

c0146402_6455667.jpgそして、これが一番この店で惹かれた物でした。
Charcuterie Basque という名前だったと思います。名前の通り、バスク地方の豚肉加工品盛り合わせで、なぜブルターニュにバスクのものが・・と思いましたが、他のお店には無いこの一品、主人も私もどうしても食べてみたくって、それでこのお店にしたのです。
生ハム、サラミ、パルミジャーノ・レジャーノのようなハードタイプのチーズと、ルッコラ、そして素朴なパンがついてきました。真ん中には唐辛子(?)の酢漬けが。

生ハムは塩気は余り強くなく、一般的に目にするものよりももう少し生に近い感じがしました。サラミの方は、最初色だけ見て「辛いのかな?」と思ったのですが全然辛さは無く、ちょっとカビに近い、独特の香りのするサラミでした。どちらもとても美味しかったです。パンにも良く合っていました。

c0146402_6544821.jpgc0146402_6551598.jpg最後にはフォンダン・ショコラを。生クリームがたっぷりついてきました。このフォンダンショコラ、手作りの味がして、とても美味しかったです。どっしりと濃厚で、程よい甘みと苦味、食べ応えのある、私好みのケーキでした。

エスプレッソはこんな可愛いカップで出てきました。

食事を終える頃には、丁度バッツ島からロスコフへの連絡船が出る時間に。名残惜しくはありましたが、バッツ島を背に、再びロスコフへと戻りました。

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by merico-merico | 2009-03-11 07:58