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ブルターニュへの旅4 後編

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_733100.jpgブルターニュへの旅4 後編_c0146402_733729.jpgさて、ロスコフについた頃には、天気予報のお姉さんの言うとおり、段々と雲行きも怪しくなり、風もつよくなっていきました。おまけに寒さも強まってきて、これは外をゆっくりとは歩いていられないと、ロスコフは教会のみの見学に。しかしお昼休みのため、中には入れなかったのです・・。残念。

右はロスコフの教会の入り口です。やはり港町らしく、船の彫刻がありました。漁や旅の安全をこの教会で祈ったのでしょう。

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_781024.jpg教会見学後は、すぐにロスコフを出発。今日の宿のあるVannes(ヴァンヌ)をめざし、途中、ロマネスク教会に寄りながら西へ、そして南へと進んでいきました。

途中、ナビの役割をしていた私が、誤って違うところへ主人を誘導してしまいました。でもそのおかげで、とっても面白い教会が見られたのです。それが左のBervenという小さな村にある教会でした。(教会全体像をとるのを忘れていました・・)

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7115720.jpgブルターニュへの旅4 後編_c0146402_714318.jpgまず目に付いたのが、写真右の教会入り口にあるこの文様。ぐるぐるです。これってやはりケルトの文様と繋がるものがあるのでしょう。何だかプリミティブな感じ、でも力強い印象を与えてくれます。

そして写真左、これって、きっとヴァイキングですよね。三角帽のひげのおじさんが、剣を抜こうとしているシーンなのでしょうか。なぜここにヴァイキングが?と、色々な疑問が湧いてきました。教会の中に入りたかったのですが、残念ながらここも鍵が閉まっていて入れませんでした。

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7192981.jpgその後は再び饗庭さんの『フランス・ロマネスク』を参考にロマネスク教会めぐりをしました。

こちらはDaulas(ダウラス)という村の教会です。ここも天井は木製でした。この教会の横には元修道院のミュゼがあり、その中に良い回廊と、ケルトの影響の強い洗水盤があるとのこと、是非見てみたかったのですが、何故かしまっていて、たまたま中から出てきたお姉さんに聞いてみると、何と冬季は閉まっているとのこと。とても残念でしたが、でも教会だけは見れたので、それが救いでした。

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7253488.jpg次はカンペールよりもさらに南のLoctudy(ロックトゥディ)の教会へ。


下のように、不思議な文様や、不思議な人間像がたくさんあり、見ていて飽きなかったです。それぞれの柱頭に、それぞれ違った彫刻が施してあり、何を書いているのかわからないものもありましたが、それをまたじっと見るのも面白かったです。
ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7274988.jpgブルターニュへの旅4 後編_c0146402_729045.jpg

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_733276.jpg教会を色々と巡って、七時頃に今日の宿泊地、Vannesに着きました。

このVannesの前には、モルビアン湾という、北海道で言えばサロマ湖のような、穏やかで静かな、素晴らしい湾があります。以前、このモルビアンを中心に旅行したことがあったのですが、そのときの印象がとっても良く、今回ブルターニュに行こうと計画を立てていて、もう一度ヴァンヌにいきたいね、ということになり、再訪することとなりました。

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7382147.jpgブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7403077.jpg到着が七時と遅かったこともあり、ホテルに着いてすぐに夕食へとでかけました。

今日はこちらで食事することに決定。Brasserie des hallesというお店です。

店内はモダンな感じの内装。続いていますが、やはりここでもまずはシードルを頼みました。ここはボレではなかったですが、足の無い、ずんぐりしたグラスで、これはこれで良かったです。

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7452584.jpg前菜には今日は二人とも牡蠣を頼みました。

照明が赤かったため、写真も赤くなってしまい、少々見づらくてすみません。
ここの牡蠣、いままでとちょっと違って、丸くてちょっと小さめ、形はホタテのような牡蠣でした。食べてみると、普通の牡蠣とは違い、あの牡蠣独特の香りが余り無く、味も何となくクリーミーな感じがしました。美味しかったです。

ブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7493280.jpgブルターニュへの旅4 後編_c0146402_7495891.jpg

上は、左が主人の頼んだメイン、やはり赤くなってしまっていますが、ホタテのソテーの盛り合わせのようなものでした。そして右が私の頼んだ、魚のシュークルートです。

シュークルートといえば、アルザスの名産品で、大抵肉と一緒のイメージが強いですが、以前アルザス料理本を読んでいたとき、「魚のシュークルート」というものを見つけ、へえ、魚のものもあるんだ!と驚いたことがありました。いつか食べてみたいと思っていたのですが、まさかブルターニュで見つけるとは。さすがブラッスリー。そんなわけで、私はこれを選択しました。

来たものを食べてみると、意外なほどシュークルートの酸味と魚の味が良く合い、美味しい一品でした。アルザスのものとは違うかもしれませんが、魚のシュークルート、気に入ってしまいました。いずれアルザスでも食べてみたいです。

今回も美味しい食事で幸せいっぱいに。でも食後はさすがにデザートまでたどり着かず、カフェのみでお店を去ることにしました・・・。
by merico-merico | 2009-03-11 07:59
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